関連資料
- ひんここ人形は傀儡人形の一種である。これには二種類のものがある。その一つは、竜山に設けられた前舞台で舞わされる人形群でこれがまた三つに区分される。祢宜殿、農人形、大蛇である。いずれも頭と胴は竹ひごの籠で作られ、これに柿渋を塗った美濃紙を貼り付ける。人形の鼻は桐の木を三角に切って芯にする。
1.祢宜殿
三角錐形の風折烏帽子。白衣に袴、その上に麻の帷子を着せる。右手には大幣を持つ。全長2メートル40センチほどある。
- 2.農人形12体
長い頭で、その首の心串を胴の穴に差し込み、頭が動かせるようになっている。
- 大蛇1体
頭部が1個、胴体は2個、尾部は尾の先が細くなっていて刀剣がついている。
- 次に、もう一種類の人形は、猩々姫の人形と竜である。
猩々姫は屋形の中に祭ってあり、ひんここ祭りのもっとも大切な神人形とされている。からくりで身体が左右に廻転するようになっており、手に釣竿を持っている。
竜は屋形に続く約3メートルの滝を昇り降りする。からくり仕掛けで、頭を左右に振ることができ、胴体は蛇腹式になっており、操作で伸縮自由になっている。