
番外編「国連(United Nations)のハムクラブ4U1UNを運用」
ML仲間であるAJ3M局から、1月14日〜16日にかけ国連のハムクラブ4U1UNを運用したレポートが届きましたので公開します。
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1月14日から16日まで国連(United Nations)のハムクラブである4U1UNを運用する機会がありましたのでご報告します。
出かける数日前に、QRZ? 4U1 United Nationsと パイルにむかっている様子が夢にでてきたほどの興奮状態でニューヨークにでかけての運用でした。
4U1ITU, 4U1WB, 4U1VICを運用し、4U1ステーションとしては唯一残った4U1UNからぜひQRVしたいと思い、各方面に働きかけを続けてきましたがそれがやっと実現しました。
4U1UNはここ数年アクティビティーがとても低く、大変多くの方に呼んでいただき、限られた時間の運用ではありましたが、1,400局を超える局とQSOすることができました。
97年にハムの世界に十数年ぶりに復活してから、E22AAA, 4U1ITU, 4U1VIC, R3/AJ3M, 4U1WBと色々なところからオンエアしてパイルアップを経験し、パイルになればなるほど若き血が燃えるタイプの私ですが、今回の4U1UNからの運用はとても疲れました。
以前4U1ITUでオンエアしたときのようにJAからの強力な信号が束になってかかってくるというわけでは全くなく、とにかく信号が弱く、しかもノイズにうもれているために、聞こえないパイルで、JAからの信号はせいぜい強くてS5ぐらいでした。
14日(金曜日)は有給休暇をつかい、朝ワシントン近郊の自宅を出発し、ニューヨークに向かいました。
ニューヨーク到着後、国連から数ブロック離れたところにある、以前日本で勤務していた銀行の同僚のアパートに荷物をおいて、すぐ国連に向かいました。
国連ではvisitor用の入り口で青い国連発行のパスポートを見せ、守衛のWelcome back!という挨拶に迎えられました。4U1UNのステーションマネージャーに案内されシャックにいってみるとTS940S, TS950SDX, TL922A, ヘンリーのアンプといった立派なequipmentが並んでいました。
アンテナは普段ビーコンに使っているverticalに加え、オールバンドのdipoleが2本ありました。
さっそくビーコンをとめてvertical、TS950SDXとTL922Aを使い、QRVを開始しました。
1853Zの15mでのコンタクトがファーストQSOでした。1900z頃には20mにQSY。
20分ほどしたところで、ステーションマネージャーとUNのカフェテリアで昼食をとるために運用を中止。
2000Zから運用を再開し、2014Zには20mでファーストJAをログ。2135Z頃には15mにQSY。2159Zが15mのファーストJAでした。ノイズがSメーターで5から7ふっていてJAからの信号が聞こえません。
W国内の連中に「JAが呼んでいるからひろってやってくれ。」といわれて一生懸命聞けども聞けども駄目。QRZの連発で局数がのびません。だんだんあせってきました。必死でJAとWを中心にQSOし、15日0000Z頃には20mにQSY。
30分ぐらい運用した後、ステーションマネージャーとカフェテリアで夕食。0100Zから20m、40m、さらに75mにQSYして0220Z頃までQRVし、思ったほど局数ができないままQRTしました。
同軸ケーブルを窓からひきこんでいるために窓があいていてとても寒く、風がふきこんできて、ブレザーの上にコートをきての運用でした。
窓にビニールのシートをはったり、板を窓の前においたりして、すこしはましになりましたが、完全に風邪をひいてしまい、アスピリンをのみながらの運用になりました。
さてニューヨーク時間で15日(土曜日)は1700Z頃からオンエア。
なぜかノイズレベルが前日にくらべて低く、10mでヨーロッパ、Wを中心にパイルをさばきました。
バンドはNAQPというコンテストの為にこみあっていて、スプリットでQSOしようにも本来の意味でのclear spotがほとんどありませんでした。
こちらの信号も弱いし、スプリットにするしかないと思っていました。
このコンテストは私もワシントンにいたら参加するコンテストですし、4U1UNはマルチになるためにNAQPコンテストのマネージャーから「コンテストにはでないのか?」とのemailをもらっていましたが、今回は不参加。風邪で頭は痛い、喉は痛いというなかでのQSOでした。
1840Zに12mに、その後17m、15m、20mとQSYをしました。20mではJA数局をログすることができました。
2050Z頃には15mにQSYしました。2200頃から2335ZまでJAとのQSOが大半をしめました。
その後20mにてさらにJAを中心にパイルをさばき、16日の0030Z頃には40mにQSYして0100ZにQRTするまでWを中心にQSOができました。
16日(日曜日)には1530Z頃からのQRVとなり10mでヨーロッパを中心にQSO。1645
Z頃に12mに、1715Z頃には17mにQSYして、1750ZにQRTするまでWを中心にコンタクトしました。その後アムトラックにてワシントンに帰りました。
土曜と日曜は金曜に比較してノイズが少なかったために多くの方とQSOできました。金曜だけの運用におわらなくてよかったです。これも、わざわざ休みなのにUNまででてきてくれたステーションマネージャーのおかげです。(こちらは土曜から月曜までの3連休でした。)
なお、4U1UNは近日中に1.5KWのアンプを入手、ビームアンテナをあげるとのことです。
また、RTTYも常時運用できるようにセットアップしたいとのことでしたので、次回私が訪問するときにお手伝いすることを約束しました。ステーションマネージャーによると、このクラブ局の課題の一つはexperienced operatorsがクラブのメンバーにいないことだそうです。
4U1UNからQRVしたことのある著名DXerと話していたのですが、国際機関に勤務していて、国連を訪れる時にvisitor passを発行してもらう必要のない(すなわちセキュリティー上問題のない)彼や私が、主要コンテストの時に訪問してフル運用すると多くのDXersの需要をみたすことができるのではないかと思います。
1.5KWのアンプとビームアンテナがあがったらぜひまた訪問して運用したいと思いますので期待してください。4U1WBの信号より強くなると思いますよ。
ただ、発展途上国(emerging markets)向けの投融資の仕事をしている関係で、Russia, Georgiaといったemerging marketsに行く機会はあるのですが、 ニューヨークに仕事で行くチャンスがほとんどありませんので、いつQRVできるか直前にならないとはっきりしないと思います。
コンテスターの方は特にわかっていただけると思うのですが、一見愛想のないような短いQSOでも、いつもいろいろなところからQRVするたびに呼んでいただける方とコンタクトできると大変うれしく思います。
そういう方々のコールは頭の中でsuper partial checkがきくようになっているものです。今回もJAおよびWでQSOできてほっとした相手が多くいました。
QSOできたときの興奮、喜びはパイルのどちら側でも同じですね。交信いただいた皆さん、そしてコールして頂いた皆さん本当にありがとうございました。
寝ないでまちかまえていたとか、数時間声をからして呼び続けたとのメールを何通もいただきました。
QSLはPO BOX 3873, New York, NY 10017にお願いします。
コンタクトできなかった方、またQRVしますので、ぜひ次回もぜひ呼んでください
73,
三浦正宏, AJ3M
Bethesda, MDA Member of the Potomac Valley Radio Club, the World Bank Amateur Radio Club, and the National Capitol DX Association
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